バドミントンのガットの強さはどれくらい?ポンド数と選び方の目安

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バドミントン

ガットの強さをどうするかは、バドミントンのプレー感やショットの質を大きく左右する重要なポイントです。
同じラケットでも、ガットのポンド数を変えるだけで、打球感やコントロール性がまったく別物になります。
この記事では、バドミントンのガット強さをテーマに、適正ポンドの目安、レベル別おすすめの強さ、よくある失敗例や寿命の見極め方まで、専門的な視点で分かりやすく解説します。
これからガットを張り替える方はもちろん、自分に合う強さを見直したい方も、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

目次

バドミントン ガット強さの基礎知識とポンド数の意味

まずは、バドミントンのガット強さとは何か、そしてポンド数が何を表しているのかを正しく理解することが大切です。
ガットの強さは、一般的にポンドという単位で表され、フレームにどれだけの張力をかけてガットを張るかを示しています。
単純に数字が大きいほど強く、小さいほど弱く張られている状態です。

しかし、ただ強く張れば良いわけではなく、プレーのレベルや筋力、目指すプレースタイルによって最適な強さは変わります。
ここでは、ガット強さの仕組みや、テンションがショットに与える影響の基本を押さえながら、後半で解説するレベル別の目安理解の土台となる情報を整理していきます。

ガットのテンションとは何か

ガットのテンションとは、ラケットのフレームに対してどれだけの張力でガットが引っ張られているかを示す指標です。
多くのショップやメーカーでは、ポンドかキログラムで表記されますが、日本ではポンド表示が一般的です。
テンションが高いほどガット面は硬くなり、低いほど柔らかいフェイスになります。

テンションは、ラケットの種類やフレーム強度、使用するガットの太さや材質によっても適正値が変わります。
メーカーがラケットに記載している推奨テンション範囲は、フレーム強度を考慮した安全な目安ですので、この範囲を大きく超えないことが重要です。
まずは、この範囲内で自分の好みに合わせて調整していく考え方が基本になります。

ポンド数とキログラムの違い

ポンドは主に英語圏で使われる重さの単位で、日本のバドミントンショップでもテンション表示に広く用いられています。
1ポンドはおおよそ0.453キログラムに相当し、例えば24ポンドで張る場合は約10.9キログラムの張力がガットにかかっている計算になります。
海外情報や専門資料ではキログラム表記も見られるため、換算の感覚を持っておくと便利です。

換算を正確に暗記する必要はありませんが、おおまかな目安として、ポンド×0.45=キログラムと覚えておくと理解しやすくなります。
ショップでオーダーするときは、ほとんどの場合ポンドで指定しますので、自分が打ちやすいテンションをポンドで管理しておくと、張り替えのたびに迷いにくくなります。

テンションがショットに与える基本的な影響

テンションは、シャトルの飛びやすさ、コントロール性、打球感に大きく影響します。
一般に、強いテンションはコントロール性が高く、弱いテンションは飛びが良くなると言われますが、それはガット面のたわみ量が違うためです。
高テンションではシャトルのくい込みが浅くなり、インパクトがシャープになります。

一方で、低テンションではガット面が大きくたわむため、シャトルがよく飛び、ミスヒットにもある程度寛容です。
ただし、強さを上げすぎるとスイートスポットが小さくなり、ミスすると極端に飛ばなくなるデメリットもあります。
プレーの精度やパワーと相談しながら、自分のレベルにあったテンションを選ぶことが大切です。

初級・中級・上級別 バドミントンのガット強さの目安

ガットの強さを決めるうえで、もっとも分かりやすい基準がプレーヤーのレベルです。
初級者と上級者では、求める性能もショットの安定性も大きく異なります。
そのため、一律にこのポンドが正解というものはなく、あくまでレベル別の目安として考える必要があります。

ここでは、初級・中級・上級に分けて、おおよそのおすすめテンションと、その理由を整理します。
また、試合志向かレジャー志向かによっても適正値が変わるため、そのあたりの考え方も含めて解説していきます。

初級者におすすめのガット強さ

ラケットを持ち始めて間もない初級者や、週1回程度のレジャー志向のプレーヤーには、やや低めのテンションがおすすめです。
具体的には、17〜20ポンド程度を目安にすると、シャトルがしっかり飛び、腕力がそれほどなくても楽にプレーしやすくなります。
低めのテンションはスイートスポットも広がるため、打点が多少ズレても大きなミスになりにくいメリットがあります。

また、初級者の段階では、フォームがまだ安定しておらず、強いテンションにするとシャトルが思うように飛ばず、バドミントン自体を楽しめなくなる可能性があります。
まずは飛びやすさと楽しさを重視し、慣れてきたら段階的にテンションを上げる方が、無理なく上達しやすい流れになります。

中級者におすすめのガット強さ

基礎ショットが安定し、ラリーもある程度続くようになってきた中級者では、飛びだけでなくコントロール性やネット前のタッチも重要になってきます。
このレベルでは、20〜24ポンド程度が一つの目安になります。
やや強めに張ることで、クリアやスマッシュの打球感がはっきりし、レシーブやドロップのコントロールもつけやすくなります。

特に試合に出始める層では、ショットの再現性が求められるため、ガットが柔らかすぎると、インパクトの情報が手に伝わりにくくなってしまいます。
練習量や筋力に応じて、例えば21ポンドからスタートし、1〜2ポンドずつ好みを探っていく方法がおすすめです。
この過程で、自分のプレースタイルに合う強さが徐々に見えてきます。

上級者・競技志向におすすめのガット強さ

強いスマッシュや精度の高いコントロールショットを求める上級者や競技志向のプレーヤーは、比較的高めのテンションを選ぶことが多くなります。
目安としては、24〜28ポンド程度が標準レンジです。
テンションが高いほど、インパクトのレスポンスがシャープになり、ラケットワークの微妙な差をショットに反映しやすくなります。

ただし、高テンションはミスヒット時の失速が大きく、腕や肩への負担も増すため、自身のフィジカルやフォームの安定度をよく考慮する必要があります。
ハードな練習を日常的にこなしている選手であっても、むやみに上限ギリギリのテンションを選ぶというより、疲労の蓄積や試合の本数に応じて1〜2ポンド下げるといった調整を行うプレーヤーも多いです。

ポイント
レベルが上がるほどテンションも高くなりがちですが、必ずしも高テンションが正解ではありません。
自分の筋力、フォーム、プレー本数に合った強さを選ぶことが、長く競技を続けるうえでとても重要です。

プレースタイル別に見るガット強さの選び方

同じレベルのプレーヤーでも、攻撃的なスタイルか、守備やコントロール重視かによって、最適なガット強さは変わります。
テンションは、ショットの威力だけでなく、タッチの細かさやレシーブの安定性にも直結するため、自分のスタイルに合わせて調整する視点が欠かせません。

ここでは、スマッシュ主体の攻撃型、レシーブ主体の守備型、ネットプレーやコントロール重視型の三つに分けて、どのようなガット強さが相性が良いかを詳しく見ていきます。
自分がどのタイプに近いかをイメージしながら読み進めてみてください。

スマッシュ主体の攻撃型に向く強さ

強烈なスマッシュでラリーを主導したい攻撃型プレーヤーには、やや高めのテンションがおすすめです。
目安としては、中級者なら22〜24ポンド、上級者なら24〜27ポンド程度を検討すると良いでしょう。
高めのテンションにすることで、インパクト時のエネルギーロスが少なく、スイングスピードをそのままシャトルに伝えやすくなります。

また、攻撃型のプレーヤーは、オーバーヘッドストロークの回数が多くなるため、打球感がはっきりしていた方がタイミングを取りやすくなります。
ただし、テンションを上げすぎると疲労が蓄積しやすく、後半にパワーが落ちる原因にもなります。
自分の試合時間や体力を考慮し、1試合通して振り切れるギリギリの強さに設定する意識が大切です。

レシーブ重視・守備型に向く強さ

ドライブやブロックレシーブ、ロブで粘り強くラリーを続ける守備型プレーヤーには、やや控えめのテンションが相性の良い場合が多いです。
目安としては、中級者で20〜22ポンド、上級者でも23〜25ポンド程度から試すことをおすすめします。
少し柔らかめに張ることで、相手のショットの力を利用しながら返球しやすくなり、レシーブ時の負担を軽減できます。

また、柔らかいテンションはスイートスポットが広がるため、タイトなレシーブや体勢が崩れた場面でも、ある程度安定して返しやすくなります。
守備型といっても、まったく攻撃しないわけではないため、自分の攻撃転換時の感覚も考慮して、徐々に微調整していくと良いでしょう。

ネットプレー・コントロール重視型に向く強さ

緻密なネットプレーや、コーナーを突くドロップ・カットショットなど、繊細なコントロールを武器にするプレーヤーは、インパクトの情報量を重視する必要があります。
このタイプには、やや高め寄りのテンションがおすすめで、中級者なら21〜23ポンド、上級者なら24〜26ポンド程度を目安にすると良いでしょう。

高めのテンションは、ガット面のブレが少なく、シャトルがくい込みすぎないため、タッチの微妙な差がショットの高さや回転に反映しやすくなります。
一方で、ガットを硬くしすぎると、ミスヒット時にネットを越えなくなるリスクもあるので、ショットの精度と許容範囲のバランスを見ながら、自分にとって扱いやすいポイントを探ることが重要です。

ガットの太さ・種類と強さの関係

ガットの強さを考える際に、テンションだけでなく、ガット自体の太さや素材の違いも無視できません。
同じポンド数で張っても、細いガットと太いガットでは、打球感や耐久性が大きく異なります。
また、ナイロン主体のガットと、多層構造で打球感を調整したモデルでは、テンションの感じ方も変わってきます。

ここでは、ガットのゲージ(太さ)による特徴の違いと、素材や構造がテンション選びにどう関係するかを整理して解説します。
テンションとガット選びをセットで考えることで、より自分にフィットした打ち心地に近づけることができます。

細ゲージと太ゲージの特徴

バドミントンガットの太さは、一般的に0.61〜0.75ミリ程度の範囲でラインナップされています。
0.65ミリ前後を基準として、これより細いものは細ゲージ、太いものは太ゲージと考えると分かりやすいです。
細ゲージはシャトルの食いつきが良く、スピン性能や打球音に優れる一方で、耐久性はやや低くなります。

逆に太ゲージは、耐久性が高く切れにくい反面、打感がやや鈍くなり、繊細な感触は細ゲージほど得にくい傾向があります。
初心者やハードヒッターでガット切れが多い方は太めから、中〜上級者でフィーリング重視の方は細めから試すと、自分に合う選択肢を見つけやすくなります。

素材・構造とテンションの相性

多くのバドミントンガットはナイロン系素材をベースにしていますが、マルチフィラメント構造で柔らかさを出したものや、コーティングで耐久性や打球感を調整したものなど、設計は多様です。
柔らかめのガットを高テンションで張ると、打球感のシャープさと食いつきのバランスが取りやすく、コントロール性に優れたセッティングになりやすいです。

一方で、元々硬めの打感を持つガットを高テンションで張ると、かなりハードなフィーリングになり、腕への負担も増します。
打感がきついと感じる場合は、テンションを1〜2ポンド下げるか、柔らかめのガットに切り替えることで大きく改善することがあります。
ガットのカタログに記載されているフィーリングの指標も、テンション設定の参考にすると良いでしょう。

太さとテンションを組み合わせた考え方

ガットの太さとテンションはセットで考えると、より自分に合ったセッティングを作りやすくなります。
例えば、細ゲージで高テンションにすると、鋭い打球感とコントロール性が得られますが、耐久性は低くなるため、試合用の張り方として用いるプレーヤーもいます。
逆に、太ゲージでやや低めのテンションにすると、飛びと耐久性を両立しやすく、練習量が多い選手にも向きます。

初めてガットを選ぶ場合は、標準的な太さと中間的なテンションからスタートし、そこから使用感に応じて徐々に細く・硬く、または太く・柔らかくといった方向性を決めていくと、無理なく自分好みの組み合わせに近づけます。

組み合わせ 特徴
細ゲージ × 高テンション シャープな打球感と高いコントロール性。耐久性は低めで上級者や試合用に向く。
細ゲージ × 低〜中テンション 食いつきが良く、飛びも確保しやすい。中級者のフィーリング重視にも適する。
太ゲージ × 中テンション バランス重視。飛びと耐久性を両立しやすく、練習用にも扱いやすい。
太ゲージ × 低テンション 飛びと快適さ重視。レジャープレーヤーや初級者にも安心な組み合わせ。

よくあるガット強さの失敗例と対策

ガットの強さを決めるとき、多くのプレーヤーが同じような失敗を経験します。
代表的なのは、上級者やプロのテンションを真似して高く張りすぎてしまうケースや、飛びを求めるあまり極端に弱く張ってしまうケースです。
こうした失敗は、フォームの崩れやケガのリスク、上達の妨げにもつながります。

ここでは、ありがちな失敗パターンとその症状、そして具体的な対策を紹介します。
自分に当てはまる部分がないかをチェックしながら、ガット強さを見直すきっかけにしてみてください。

強すぎるテンションによるデメリット

ガットを必要以上に強く張りすぎると、まずシャトルが飛びにくくなり、オーバーヘッドストロークで力んでしまう原因になります。
力みはフォームの乱れを招くだけでなく、肩や肘、手首への負担も増加させ、疲労や痛みにつながるリスクがあります。
特にジュニアや学生プレーヤーで、周囲に合わせて高テンションにするケースは注意が必要です。

また、高テンションではスイートスポットが小さくなり、少しでも芯を外すと失速しやすくなります。
ラリー中にミスが増え、プレーの安定感が失われてしまうことも少なくありません。
こうした症状が出ている場合は、1〜2ポンドテンションを下げるだけで劇的に改善することも多いので、一度試してみる価値があります。

弱すぎるテンションによるデメリット

一方で、ガットを極端に弱く張りすぎると、シャトルはよく飛びますが、ショットのコントロールが難しくなります。
インパクト時のたわみが大きくなりすぎて、打球方向や距離の誤差が増え、意図しないアウトやネットミスが起きやすくなります。
ネット前の繊細なプレーも、タッチがぼやけてしまいがちです。

また、柔らかすぎるガットは、腕の力をしっかり使う感覚を身につけにくく、上達の過程で壁になることもあります。
シャトルが飛びすぎてしまう場合や、インパクトの手応えが薄いと感じる場合には、2ポンド程度テンションを上げて、打球感とコントロール性のバランスを整えていくと良いでしょう。

自分に合わないと感じたときの調整方法

今のガット強さが合っていないと感じたときに大切なのは、一度に大きく変えすぎないことです。
例えば24ポンドから18ポンドに一気に下げると、打球感がまったく別物になり、評価が難しくなってしまいます。
基本的には、1〜2ポンド刻みで調整し、数回の練習や試合を通してじっくり感触を確かめるのが安全です。

また、テンションだけでなく、ガットの太さや種類を変える方法もあります。
少し飛びを抑えたいときは同じテンションで太めのガットにする、打感をマイルドにしたいときは柔らかめのモデルにするなど、組み合わせで調整すると、自分に合うゾーンを見つけやすくなります。
ショップスタッフに、現在の悩みと使用テンションを伝え、相談しながら微調整していくのも有効です。

ガットの強さと寿命・張り替えタイミング

どんなにぴったりの強さで張ったガットでも、時間とともにテンションは徐々に低下していきます。
特に高テンションで張っている場合、テンションの落ち方を敏感に感じやすく、打球感に違和感が出てくることも多いです。
ガットの寿命や張り替えタイミングを知ることは、常に安定したショットを維持するうえで非常に重要です。

ここでは、テンションと寿命の関係、プレー頻度ごとの張り替え目安、そしてテンションが落ちてきたサインの見分け方を解説します。
ガットの状態管理を習慣にすることで、パフォーマンスのブレを最小限に抑えることができます。

テンションとガットの寿命の関係

ガットは張った瞬間から少しずつテンションが落ちていきます。
特に張り上げ直後の数日は変化が大きく、その後はゆるやかに低下していくのが一般的です。
高テンションで張っている場合、ガットにかかる負担も大きくなるため、細ゲージであれば特に切れやすく、寿命が短くなりがちです。

一方、低〜中テンションであれば、物理的な切断までの期間は伸びる傾向がありますが、テンション低下による打球感の変化は避けられません。
競技者にとっては、ガットが切れていなくても、テンションが落ちた時点で性能劣化とみなすことも多く、そこをどこまで許容するかが、張り替えタイミングを決めるポイントになります。

プレー頻度別の張り替え目安

ガットの張り替え頻度の目安は、よく言われる基準として「週に何回プレーするか=年間の張り替え回数」という考え方があります。
例えば週1回のプレーヤーなら年1〜2回、週3回なら年3〜6回といったイメージです。
ただし、これはあくまで一般的な目安であり、実際には使用テンションやガットの種類、プレー強度によっても変わります。

競技志向で週3〜4回以上プレーする方は、月1回程度の張り替えを前提にするケースも多いです。
逆に、レジャー志向で月1〜2回程度のプレーであれば、ガットが切れるまで使い、打球感に違和感が出たら張り替えるといった運用でも問題ありません。
自分のプレー頻度とテンションのこだわり度を踏まえて、無理のないサイクルを設定しましょう。

テンションが落ちてきたサインの見極め方

ガットのテンションが落ちてきたサインはいくつかあります。
代表的なのは、インパクト時に「ボヨン」とした響きが出る、以前よりもシャトルが飛びすぎる、打球音が鈍くなった、などの変化です。
また、指でガットをたたいたときの音が低くなっている場合も、テンション低下の目安になります。

見た目としては、ガットの表面コーティングが剥がれて毛羽立ってきたり、交差部分の凹みが深くなりすぎている場合も要注意です。
こうしたサインが複数当てはまり、ショットの感覚に違和感を覚えるようであれば、切れる前でも張り替えを検討するタイミングです。
定期的な張り替えは、ラケットや身体への負担を軽減する意味でも有効です。

実際にショップでガット強さを指定するコツ

理論的に自分の適正テンションのイメージができても、ショップでどのように依頼すれば良いか分からない方も多いと思います。
ガットの張り上がりには、使用マシンやストリンガーの技術も影響するため、コミュニケーションの取り方も重要です。
ここでは、ショップでの具体的なオーダー方法や、相談するときに伝えておきたい情報を整理します。

また、自宅で複数本のラケットを使い分けている方に向けて、テンションをどのように管理すると良いかのヒントも紹介します。
少しの工夫で、張り上がりの再現性を高めることができます。

ショップでのオーダーの伝え方

ガット張りを依頼する際は、まず「テンションを何ポンドで」「どのガットで」という二点をはっきり伝えることが基本です。
例えば「縦横ともに23ポンドでお願いします」のように指定すれば、多くのショップで問題なく伝わります。
縦糸と横糸でテンションを変えたい場合は、「縦24、横23ポンド」と具体的に伝えるようにしましょう。

また、今使っているセッティングから変更したい場合には、「今は22ポンドで張っていますが、もう少し硬くしたいので24ポンドに」といった形で、現状と希望の差を伝えると、ストリンガーも意図を理解しやすくなります。
不安がある場合は「今より少し硬め・少し柔らかめ」といった表現で相談し、おすすめのポンド数を提案してもらうのも有効です。

ストリンガーと相談するときのポイント

経験豊富なストリンガーは、多くのプレーヤーの事例を踏まえたアドバイスをしてくれます。
相談するときには、次のような情報を伝えると、より自分に合った提案を受けやすくなります。

  • 現在のテンションと使用ガット
  • プレー頻度(週何回、1回あたりの時間)
  • 主なプレースタイル(攻撃型、守備型、オールラウンドなど)
  • 今感じている悩み(飛びすぎる、飛ばない、腕が痛いなど)

これらを共有することで、「では1ポンドだけ上げてみましょう」「ガットを柔らかめのモデルにしてみませんか」など、具体的な提案が得やすくなります。
同じショップに継続して依頼すれば、あなたの好みや変化を理解してもらいやすくなり、より安定した張り上がりが期待できます。

複数本のラケットで強さを使い分ける方法

試合に出る選手や、練習量の多いプレーヤーは、2本以上のラケットを使い分けることが一般的です。
このとき、すべて同じテンションで揃える方法と、微妙にテンションを変えておく方法があります。
例えば、メインラケットを24ポンド、サブラケットを23ポンドにしておき、コンディションやシャトルの飛び具合によって使い分けるといった運用が可能です。

気温や湿度、シャトルの種類によっても飛び方は変わるため、やや硬めとやや柔らかめの2本を用意しておくと、試合当日の状況に柔軟に対応できます。
ただし、テンション差をつけすぎると切り替えが難しくなるため、1〜2ポンドの範囲にとどめるのが扱いやすいです。

まとめ

バドミントンのガット強さは、ポンド数だけでなく、プレーヤーのレベル、プレースタイル、ガットの太さや種類、さらにはプレー頻度や体力まで、さまざまな要素が関係しています。
一人ひとりにとっての最適値は異なり、単純にプロのテンションを真似ることが正解ではありません。
自分の現状を冷静に把握し、少しずつ調整しながらベストなゾーンを探していく姿勢が大切です。

具体的には、初級者は17〜20ポンド、中級者は20〜24ポンド、上級者は24〜28ポンドを一つの目安としつつ、攻撃型・守備型・コントロール型といったプレースタイルに応じて微調整していくと良いでしょう。
また、テンションとガットの太さ・種類の組み合わせを意識し、ショップやストリンガーと相談しながら、自分だけの最適セッティングを見つけていくことが、安定したパフォーマンスへの近道です。

ガットは消耗品ですが、その強さの設定次第で、ラケットの性能を最大限に引き出すことができます。
今回の内容を参考に、次回の張り替えではぜひ意図を持ってポンド数を指定し、自分のプレーがどう変わるかを確かめてみてください。
少しの工夫と試行錯誤が、バドミントンをより深く、より楽しくしてくれるはずです。

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