バドミントンをしていると、ラリーの内容よりも先に「点数の言い方が分からない」「英語のスコアコールが不安」という声をよく耳にします。公式ルールでは、点数の順番や言い方が細かく決められており、審判だけでなく、プレーヤー同士でスコアを確認するときも共通のマナーがあります。
本記事では、基礎から大会レベルまで通用する点数の言い方、英語表現、ダブルス特有のコール方法までを体系的に整理して解説します。読み終える頃には、試合中のスコアアナウンスに自信を持てるようになります。
目次
バドミントン 点数 言い方の基本ルールと考え方
バドミントンの点数の言い方には、競技規則に基づく一定のルールがあります。ラリーポイント制であること、先にコールするのは「サーバー側の点数」であること、セットカウントと現在のスコアを明確に分けて伝えることなど、押さえておくべきポイントは多くありませんが、とても重要です。
この章では、まずシングルスとダブルスに共通する基本の考え方を整理し、どのレベルの試合でも通用する標準的な言い方を土台として身につけられるように解説していきます。
特に、初心者が混乱しやすいのは「どちらの点数を先に言うか」と「0点の呼び方」「20点以降のデュースの表現」です。これらは審判だけの知識ではなく、プレーヤー自身も理解しておくことで、セルフジャッジや練習試合の進行がスムーズになり、トラブルも減ります。最初に全体像をつかんでおくことで、後の細かいルールも理解しやすくなります。
ラリーポイント制と得点の数え方
現在のバドミントンは「1ラリーごとに必ずどちらかに1点入る」ラリーポイント制が採用されています。試合は原則として21点先取・3ゲームマッチで行われ、2ゲーム先取した側が勝者となります。
スコアコールの場面では、「今、誰が何点取っているのか」を常に明確にしなければなりません。ラリーポイント制ではサーブ権の有無にかかわらず得点が入るため、昔のサービスポイント制を知っている方ほど混乱しやすいですが、現在は「ラリーを取った側に1点」と覚えれば問題ありません。
セット終盤では、20対20になった場合にデュースとなり、そこからは2点差をつけた側がそのゲームを取ります。ただし30点が上限で、29対29になった場合は、次の1点を取った方が30対29でゲームを獲得します。これらのルールはスコアコールにも影響するため、まずは得点システムを正しく理解しておくことが大切です。
サーバー側を先にコールする原則
バドミントンの点数を言うときは、必ず「サーブを打つ側(サーバー側)の点数を先に」コールします。例えば、サーバー側が5点、レシーバー側が3点であれば、「5−3」となります。
これは日本語でも英語でも共通の原則であり、審判だけでなく選手が口頭で確認する場合にも徹底されます。サーブ権が頻繁に移動するダブルスでは、サーバーが変わるたびに点数の順番も変わるため、この原則を理解していないとスコアの混乱やトラブルにつながりかねません。
特にセルフジャッジの練習試合では、「どっちがサーブだっけ」「今いくついくつ?」という場面が頻発します。そんな時でも、サーバー側を先に言うルールをチームで共有しておけば、スムーズに確認できます。審判がいる公式戦に出る予定がなくても、普段からこの原則に沿った言い方を習慣化しておくことが、プレー全体のスムーズさにつながります。
0点やゲームカウントの言い方
0点の呼び方は、日本語では「ゼロ」または「ラブ」と言うことが多く、英語の公式コールでは「ラブ」が一般的です。例えば0対5なら、「0−5」または英語では「ラブ・ファイブ」となります。
ゲームカウントのコールでは、「ファーストゲーム 21−15、ウィナー プレーヤーA」といった形式で、どちらがそのゲームを取ったのかを明確に伝えます。日本の大会現場では、日本語と英語を組み合わせたアナウンスが用いられることも多く、リーグや大会により多少の違いはありますが、根本の考え方は世界共通です。
また、ゲーム間のコールでは「1ゲームオール」「2−0」など、セットカウントを短く分かりやすく伝える表現が使われます。特に観客がいる試合では、誰が優勢かを一目ならぬ一聞で把握できるよう、はっきりとした発声と整理された順番でのアナウンスが求められます。
日本語でのバドミントンの点数の言い方

国内の練習や大会では、日本語での点数コールが中心になります。日本語の場合も、ルール上の原則は変わりませんが、「ゼロ」「ラブ」「オール」など、慣習的な表現が存在します。特にジュニアや初心者の指導では、聞き取りやすいシンプルな日本語表現を用いることが好まれます。
この章では、実際の試合で頻繁に使われる日本語での点数の言い方を、具体例を交えながら整理します。練習試合で自分たちだけで進行する場面でも役立つよう、実用的なコール例を多数紹介します。
また、クラブごとに多少表現が違うケースもありますが、基本の型を身につけておけば、どの環境でもすぐに慣れることができます。ここで紹介する言い回しは、一般的な大会や指導現場で広く使用されているものをベースにしています。
一般的なスコアコールの日本語表現
日本語での基本的な点数の言い方は、「サーバーの点数 − レシーバーの点数」をそのまま数字で読み上げる形です。例えば、サーバーが8点、レシーバーが6点なら「8対6です」といった具合です。
練習現場では、「8−6」「8、6」のように簡略化して呼ぶことも一般的です。重要なのは、誰がサーブを打っているかが明らかであることと、両者の得点差が正しく伝わることです。審判が付く試合では、「サービス オーバー 6対8、レシーブサイド」といったように、サービス権の移動も含めてコールされます。
また、ゲーム開始時は「ラブオール、プレー」または「0対0、始めます」といった表現がよく用いられます。カジュアルな場なら「0−0、お願いします」のように挨拶を兼ねる言い方もあり、場の雰囲気に合わせて柔軟に使い分けられています。
0点・デュース・ゲームポイントの日本語での言い方
0点は、多くの現場で「ゼロ」と呼ばれていますが、審判経験者などは英語表現に近い「ラブ」を使うこともあります。どちらも間違いではありませんが、チーム内や大会内で表現を統一しておくと混乱が少なくなります。
20対20のデュースになった場合、日本語では「20オール」と言うことが一般的です。その後は、21対20であれば「21対20」、22対21であれば「22対21」と、そのまま数え上げていきます。特に特別な言い方に変える必要はありませんが、ゲームポイントの場面を強調したい時は、「サーバー側ゲームポイント、20対19です」のように付け加えることがあります。
マッチポイントの場面では、「マッチポイント、サーバー側」「マッチポイント、レシーバー側」といったコールが行われ、緊張感を高める演出にもなります。練習試合でも、このような言い方に慣れておくと、本番の大会でも落ち着いてプレーしやすくなります。
実際の会話でよく使う日本語フレーズ集
実戦では、審判のような完全な公式コールではなく、プレーヤー同士の短い会話でスコアを確認することがよくあります。その際によく使われる日本語フレーズを覚えておくと、コミュニケーションがスムーズになります。
- 今何対何でしたっけ
- こっちが7で、そっちが5ですよね
- サービスこっちからで合っていますか
- さっきのラリー、取ったのはどっちでしたっけ
- ごめん、スコアもう一度確認させてください
このようなやりとりでは、正確さとともに丁寧さも重要です。
スコアの食い違いが生じた場合も、感情的にならず、「自分はこう認識していましたが、どうでしょうか」と冷静に確認することがマナーです。特にジュニア指導では、点数の言い方と同じくらい、こうしたコミュニケーションの仕方を教えることが、フェアプレーの精神の育成につながります。
英語でのバドミントンの点数の言い方と国際規則
国際大会や英語圏の解説動画では、英語でのスコアコールが用いられます。英語の点数の言い方は、世界バドミントン連盟の規則に基づいた標準的な形式があり、日本国内の大会でも、上位カテゴリーや国際色のあるイベントでは英語コールが採用されることがあります。
この章では、英語での基本的なスコアコールから、ゲーム開始時やサービスオーバー、デュースの表現まで整理して解説します。海外選手との交流試合や、英語実況を聞き取る際にも役立つ内容です。
英語コールは最初こそ難しく感じるかもしれませんが、パターンは非常にシンプルです。一度型を覚えてしまえば、あとは数字を置き換えるだけで対応できますので、プレーヤー・指導者ともに習得しておく価値があります。
基本の英語スコアコールと発音
英語でのスコアコールの基本は、「サーバーの点数 − レシーバーの点数」を英語で読み上げることです。例えば、サーバーが9点、レシーバーが7点なら「ナイン セブン」とコールします。
0点は「ラブ」と呼び、0−3であれば「ラブ スリー」、3−0なら「スリー ラブ」です。ゲーム開始時は「ラブオール プレイ」、サーブが始まるタイミングで「プレイ」と付けることで、ゲームスタートが明確になります。実際の審判では、「レディー、プレイ」といった前置きが入る場合もあります。
発音はネイティブレベルである必要はありませんが、相手や観客に伝わるように、はっきりと区切って読み上げることが大切です。特に、ファイブとナイン、シックスとセブンなど、聞き間違えやすい数字は、ゆっくりと丁寧に発音すると良いでしょう。
デュース・ゲームポイント・マッチポイントの英語表現
20対20になった場合、英語では「トゥエンティオール」とコールします。その後は通常どおり「トゥエンティワン トゥエンティ」「トゥエンティトゥー トゥエンティワン」などと読み上げていきます。
ゲームポイントの場面では、「ゲームポイント ワン」「ゲームポイント サーバー」「ゲームポイント レシーバー」といった形で、どちらにゲームポイントがかかっているのかを示します。マッチポイントも同様に「マッチポイント サーバー」「マッチポイント レシーバー」とコールされます。
実際の国際大会では、「ゲームポイント チャイナ」「マッチポイント ジャパン」のように、国名や選手名を付けてコールすることも多く見られます。練習で英語表現に慣れておくと、国際大会の映像を見たときに、進行状況をより正確に理解できるようになります。
審判が用いる公式フレーズと簡易版フレーズ
国際規則に基づく審判の公式フレーズは、やや長く複雑に感じられるかもしれませんが、構造は決まっています。例えば、ゲーム開始時は「ラディース アンド ジェントルメン、ファーストゲーム。〇〇 トゥ サーブ、トゥ △△。ラブオール、プレイ。」といった形です。
練習やローカル大会では、ここまで厳密なコールをする必要はありませんが、要素を簡略化して「ファーストゲーム、ラブオール、プレイ」「サービス オーバー、イレブン ナイン」のような簡易版フレーズを使うと、進行がスムーズになり、試合に緊張感も生まれます。
指導現場では、いきなり公式フレーズをすべて覚えさせるのではなく、「ラブオール プレイ」「サービス オーバー」「ゲーム」「マッチ」など、頻出のキーワードから徐々に導入する方法が有効です。最終的には、選手自身が審判のコールを聞いてゲーム状況を素早く判断できるようになることが理想です。
シングルスとダブルスで変わる点数の言い方とコート説明
バドミントンでは、シングルスとダブルスでコートの使い方やサーブ順が異なるため、スコアコールや位置の説明も少し変わります。特にダブルスでは、サーバーとレシーバーの左右の位置、サービスコートの奇数・偶数によって、点数の言い方に付け加える情報が増えます。
この章では、シングルスとダブルスそれぞれにおけるスコアコールの違いと、よく使われる位置の説明の言い方を整理します。初心者が混乱しやすいポイントを明確にしておくことで、実戦で迷わずにプレーできるようになります。
特にダブルスでは、点数が奇数か偶数かによってサーブを打つサイドが変わるため、スコアコールのたびに位置関係が変動します。これを言葉で整理する方法を身につけておくと、ペア同士の意思疎通が格段にスムーズになります。
シングルスの基本的な点数コールと位置関係
シングルスでは、サーブ順が比較的シンプルです。サーバーの得点が偶数のときは右サービスコート、奇数のときは左サービスコートからサーブを行います。この原則さえ覚えておけば、スコアに応じた立ち位置で迷うことはほとんどありません。
点数コール自体は、前述の通り「サーバーの点数 − レシーバーの点数」を読み上げるだけで成立します。位置を強調したい場合は、「8対5、サーバー右サイド」などと補足することで、選手と審判の認識を合わせることができます。
ジュニアや初心者の試合では、審判が「サーバー右」「サーバー左」と声をかけてサポートするケースもありますが、最終的には選手自身がスコアから立ち位置を判断できるようになることが重要です。日常の練習から、点数と位置を意識的にリンクさせる習慣をつけると上達が早まります。
ダブルス特有のスコアコールとサーブ順
ダブルスでは、サーブ順とサービスコートのルールがシングルスより複雑になります。基本的な考え方は、「サーバー側の得点が偶数のときは、ゲーム開始時にサービスをした側の右コートにいる選手がサーブ」「奇数のときは左コートの選手がサーブ」という原則です。
スコアコールでは、点数だけでなく、誰がサーブを打つか、どちらのサイドからサーブを打つかが非常に重要になります。そのため、実戦では「10対8、サーバー右コート、AからCへ」といったように、選手名や位置を含めたコールが使われることがあります。
特に初級者同士のダブルスでは、サーブ順を間違えるトラブルが頻発します。その際には、ラリー開始前に「サーブこっちで合ってますか」「今の点数なら右ですね」と、ペアや相手と声を掛け合いながら確認すると、大きな混乱を防げます。スコアコールと位置確認をセットで行う習慣をつけておくことが大切です。
よくある勘違いと正しい整理の仕方
シングルスとダブルスの両方をプレーしている選手がよく陥る勘違いとして、「シングルスのサービスコートの感覚をそのままダブルスにも当てはめてしまう」というものがあります。ダブルスでは、レシーブ側の選手配置やローテーションが絡むため、単純に奇数・偶数だけでは整理しにくい場面もあります。
このようなときは、「最初にサービスを受けるペア」「サービスローテーションの順番」「偶数のとき右からサーブ」という三つの軸で整理するのがおすすめです。スコアが動くたびに、「今は何点だから右」「ローテーションの順番はこう」と言語化して確認していくと、自然と身体で覚えることができます。
指導者側は、口頭説明だけでなく、ホワイトボードやメモを使ってサービス順を図示してあげると理解が深まります。その上で、実際のスコアコールを何度も練習させることで、理論と実践が結びつき、勘違いを防ぎやすくなります。
実戦で役立つ点数の言い方テクニックとマナー
点数の言い方は、単にルール通りに数字を読み上げるだけではありません。聞き取りやすい声の出し方、タイミング、相手への配慮などが伴ってこそ、試合全体の質が高まります。
この章では、試合中に実際に役立つスコアコールのテクニックや、トラブルを防ぐためのマナー、スポーツマンシップに基づいたコミュニケーションのコツについて解説します。特にセルフジャッジの場面では、これらの要素が試合運営のスムーズさに直結します。
また、観客や仲間がいる中でプレーする場合、スコアコールの仕方ひとつで、試合の雰囲気が大きく変わります。公平かつ気持ちの良い試合を作るための言葉の使い方を身につけておくことは、技術レベルに関係なく、すべてのプレーヤーに求められるスキルです。
聞き取りやすい声量・タイミング・スピード
スコアコールの基本は、「はっきり」「適切なタイミングで」「落ち着いたスピードで」行うことです。ラリーが終わってすぐ、シャトルが完全に止まるか、選手が体勢を整えた瞬間を目安にコールすると、次のプレーへの移行がスムーズになります。
声量は、コート上の全員と、できれば審判席や観客にも届く程度が理想ですが、体育館の広さや周囲の騒音レベルに応じて調整が必要です。特に複数コートで試合が行われている場面では、他コートの進行を妨げないようにしつつ、自分のコートにははっきり聞こえる声を心がけます。
スピードについては、早口になりすぎると聞き取りにくく、逆にゆっくりすぎるとリズムが悪くなります。「10対8、サービスオーバー、レシーブサイド」といった一連のコールを、区切りごとに少し間を置きながら伝えると、相手にも状況が伝わりやすくなります。
スコアが食い違った時のスマートな対処法
試合中に「点数が合わない」と感じる場面は、レベルにかかわらずしばしば起こります。このような時に重要なのは、冷静さと丁寧なコミュニケーションです。
- まずはプレーを止めてから話す
- 自分の認識を一方的に主張せず、「自分はこう覚えています」と伝える
- ラリーをさかのぼって整理しようとする
- 解決が難しい場合は、審判や周囲の大人に判断を仰ぐ
といったステップが有効です。
特にジュニア世代では、スコアをめぐるトラブルが感情的な対立に発展しやすいため、大人が適切に介入し、フェアプレーの大切さを教えることが重要です。スコアの言い方を正しく学ぶことは、単に技術的な問題だけではなく、試合全体を円滑に進めるためのマナー教育の一部と言えます。
セルフジャッジの練習試合でのおすすめコール方法
多くのクラブや学校では、審判が付かないセルフジャッジ形式の練習試合が中心になります。その場合、選手自身がスコアコールと判定を行う必要があります。
おすすめは、ラリーが終わるたびに、ポイントを取った側がはっきりと「今ので何対何です」と宣言する方法です。さらに、数ポイントごとに「こちらが11、そちらが9で合ってますか」と確認を入れると、ズレを早期に発見できます。ゲーム中盤の11点インターバルでは、特にスコア確認を丁寧に行うと安心です。
また、スマホのスコアアプリやスコアボードを活用すると、視覚的にもスコアが共有できるため、食い違いが起きにくくなります。どの方法を採用する場合でも、大前提として「サーバー側を先に言う」「相手に聞こえる声で言う」という原則を徹底することが大切です。
点数の言い方を練習するためのトレーニング方法
点数の言い方は、実際に声に出して練習することで、短期間で上達します。試合中に自然に正しいコールができるようになるためには、単に頭で理解するだけでなく、反射的に口から出てくるレベルまで繰り返すことが重要です。
ここでは、個人でもチームでも取り組める、点数コールのトレーニング方法を紹介します。特にジュニア選手や、これから審判を務める機会が増える人にとって、有効な練習メニューとなります。
短時間でできるメニューも多いため、ウォーミングアップ前後や、ゲーム練習の合間に取り入れると効果的です。ルール理解と実際のコール練習をセットで行うことで、試合中のミスコールや混乱を大幅に減らすことができます。
ひとりでできるスコアコール練習
一人で行う場合は、紙やメモアプリに仮のスコアをランダムに書き出し、それを見ながら日本語・英語で順番に読み上げていく方法が手軽です。例えば、「3−5」「10−7」「20−20」「29−29」といった様々な場面を想定し、それぞれどうコールするかを練習します。
また、実際の試合動画を見ながら、一時停止して自分でスコアコールをしてみるのも有効です。公式の審判のコールと自分のコールを比較することで、表現の違いやタイミングを学ぶことができます。これを繰り返すうちに、点数の読み上げとゲーム状況の把握が同時にできるようになっていきます。
英語に苦手意識がある場合でも、「ラブオール プレイ」「サービス オーバー」「ゲーム」「マッチ」など、ごく基本的な単語から慣れていけば問題ありません。毎日数分でも声に出す習慣をつけることで、自然に口が動くようになっていきます。
ペアやチームで行うロールプレイ練習
複数人での練習では、実際に審判役とプレーヤー役に分かれて、ロールプレイ形式で行う方法がおすすめです。審判役は、ゲーム開始から終了までの流れを想定し、点数・サービスオーバー・インターバル・ゲーム終了のコールを一通り行います。
プレーヤー役は、あえてミスをしたり、スコアをわざと間違えたりして、審判役がどう対応するかを練習することもできます。こうした実践的なロールプレイは、教科書的な知識を、実際の試合運営に結びつけるのに非常に効果的です。
チーム内で交代しながら審判役を経験することで、選手全員がスコアコールの重要性を理解し、審判の立場にも配慮できるようになります。これは、試合中のクレームや誤解を減らし、より良い試合環境を作ることにもつながります。
スコアボードやアプリを使った実践的トレーニング
近年は、スマホアプリや電子スコアボードを使って点数管理を行うチームも増えています。これらのツールをトレーニングに組み込むことで、視覚情報と音声情報をリンクさせた実践的な練習が可能になります。
例えば、スコアボードの表示を見ながら、審判役がリアルタイムでコールし、他のメンバーが正しく聞き取れたかを確認する練習が考えられます。あるいは、アプリ上でランダムに表示されるスコアを、次々に読み上げていくドリルも有効です。
重要なのは、ツールを「楽をするため」に使うのではなく、「理解を深めるため」に活用することです。アプリやスコアボードが正しいからといって、自分の頭で点数の推移を追わなくなると、いざトラブルが起きた際に対応できなくなってしまいます。あくまで補助として上手に使うことが大切です。
点数の言い方とルールの早見表
ここまで解説してきた内容を、ひと目で振り返られるように、代表的な点数の言い方や状況別のコールを表にまとめます。日本語と英語の両方を並べることで、比較しながら確認できるようにしました。練習前の確認や、指導の際の補助資料として活用していただけます。
表に示した言い方は、一般的かつ広く用いられている標準的な表現をベースにしています。大会や地域によって若干のバリエーションはありますが、ここに挙げたパターンを押さえておけば、ほとんどの場面に対応可能です。
| 状況 | 日本語の例 | 英語の例 |
| ゲーム開始 | ラブオール、プレー / 0対0、始めます | Love all, play. |
| 通常スコア | サーバー側 8対6 | Eight six. |
| 0点を含む場合 | 0対5 / ラブ対5 | Love five. |
| 20対20 | 20オール | Twenty all. |
| ゲームポイント | ゲームポイント、サーバー側 20対19 | Game point, server. Twenty nineteen. |
| マッチポイント | マッチポイント、レシーバー側 | Match point, receiver. |
| サービスオーバー | サービスオーバー、レシーブ側 11対9 | Service over. Eleven nine. |
この早見表を活用しながら、日々の練習で繰り返し声に出すことで、点数の言い方が自然と身についていきます。特にサーバー側の点数を必ず先に言うという原則だけは、常に意識しておきましょう。
まとめ
バドミントンの点数の言い方は、一見すると単純なようでいて、実はルールやマナーが詰まった重要な要素です。ラリーポイント制の仕組み、サーバー側の点数を先にコールする原則、0点やデュース、ゲームポイントの表現、日本語と英語の違いなど、押さえるべきポイントはいくつかありますが、いずれもパターン化されています。
シングルスとダブルスでは、サービスコートやサーブ順のルールが異なるため、スコアコールと位置関係をセットで理解することが大切です。特にダブルスでは、点数の奇数・偶数とサーブ位置の関係を意識しながらコールする習慣をつけると、実戦での混乱を防げます。
また、点数の言い方は単なる技術ではなく、試合運営をスムーズにし、フェアプレーの雰囲気を作るうえで欠かせないマナーでもあります。聞き取りやすい声、適切なタイミング、トラブル時の冷静な対応などを意識することで、プレーヤーとしても審判としても一段上のレベルを目指せます。
最後に、点数コールは実際に声に出して練習することで、短期間で習得できます。この記事で紹介したトレーニング方法や早見表を活用しながら、日々の練習の中で自然に身につけていきましょう。正しい点数の言い方をマスターすることは、競技力向上の土台となり、より質の高いバドミントンライフにつながります。
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