マレーシアバドミントン協会訪問報告
2016年2月25日・26日
後列左から; チュー理事長、オン氏(ビクター社)、ナハルディン副会長、アザム氏(パラバドミントン専務)、イズワン氏(クランタン州協会ヘッドコーチ)、フザイリル氏(デザイナー)、浜中彰氏(愛媛県協会)、鶴村課長(県庁文化スポーツ推進課)、アハマド総務部長。
前列左から ウィー副会長、ン・チンチャイ幹事長、中村知事(愛媛県協会会長)、本宮県議会議長。
  26/2/2016, Badminton Association of Malaysia
----------------------------------
 マレーシア「愛媛フェア」及び知事のトップセールスが実施された。
 その中で、愛媛フェアーは、2016年2月26日から3月9日までの約2週間KLCCのIsetanで開催された。経済面でのトップセールス企画もいくつか実施されたようだ。私たちにかかわるのは、文化スポーツ面でのことで、マレーシアバドミントン協会に知事が訪問し、協会幹部に対して、本県とのつながりや優れた合宿環境などをアピールし、2020年東京オリンピック・パラリンピックでの事前合宿誘致に向けたトップセールスをするというものである。

 今回の企画は、県庁文化スポーツ推進課と愛媛県バドミントン協会が協力して行い。愛媛県バドミントン協会からは、県トップである中村知事もちろんだが、愛媛県バドミントン協会会長としての参加でもあった。それと、広報副委員長浜中彰が参加した。
 予定は2月24日〜2月27日の3泊4日の旅ながら、実質2日間の短期訪問であったが、事務方の交渉で、具体的な企画もいくつか話し合い、愛媛県‐マレーシア双方が相互協力をしながら、2020年東京オリンピック・パラリンピックの事前練習を目指すという道筋をつけることができた。写真を追って、その流れを見て行ってもらいたい。
    広報副委員長 浜中彰 2016年3月2日
 -------------------
All Ehime のメンバーの中には、愛媛大学のマレーシア留学生ファドリ君もいた。愛媛の企業とマレーシアとの商談で、通訳として活躍するらしい。留学生3名と英語バリバリの日本人大学生10名が一緒だ。愛媛にとって頼れる助っ人だ。  2月24日松山ー羽田 飛行機
羽田ー成田 リムジンバス
成田ークアラルンプル 飛行機。
 夜中0時半クアラルンプル空港到着。そして、ホテルの部屋に着いたのは夜中の3時。
 2月25日、日の出のクアラルンプル、すでに仕事場に急ぐ車が多い、All Ehimeの宿泊しているInter Continental Hotelの部屋から撮影。
書類をそろえて、大切な日のスタートだ。
クランタン州のナハルディン会長とイズワンは早朝便でクアラルンプルに向かっており、マレーシアバドミントン協会事務所で落ち合うことになっている。
 朝食。イスラムの国マレーシアでは安心して肉が食べれる。飲み物もピンクガバ。
 朝食時は大切な打ち合わせの時間帯。県庁スポーツ推進課の鶴村課長、加藤さん、私の3名はいつも情報を共有しておかなくてはならない。
マレーシアバドミントン協会本部があるジュワラ・スタジアムに予定より早く着いて、ナショナルチームの練習を見学した。そのとき、フロストコーチが居たので、話しかけ、まずは愛媛の売り込みを行った。 『Persatuan Badminton Malaysia』の表札とロゴマーク。そうですこれはマレー語ですが、日本語にすれば『マレーシアバドミントン協会』 
愛媛県側:左から県協会浜中広報副委員長、県庁鶴村課長、加藤係長、の3名に対して、マレーシア側は:フロスト・ハンセン(テクニカル・ディレクター)つまり事実上のナショナルチーム代表も加わり、シュー理事長が中心に主な事務方も加わり会議は進んだ。次々と具体的な話もでてきて、予想以上の進展があった。チュー理事長の決断力と統率力には敬服した。
 愛媛で5年近く指導に当たったイズワン氏は、私の横に座り、愛媛サイドとして補足説明をしてくれ、また、1月クランタン州ジュニアを率いて来媛したナハルディンBAM副会長も、愛媛を後押ししてくれた。さらに、10年前に私がBAMを訪れたときに接待してくれ、仲良しになっていたアハマド総務部長も私のことを思い出してくれ友好ムードとなった。
知事出席の会場のレイアウトと、式次第の打合せ  明日から始まる愛媛フェアの会場となるIsetan KLCCに寄って準備の具合を見に行く。この物産フェア―が今回のAll Ehimeの最も大切な目的でもある。
2月26日ジュワラ・スタジアムに加藤係長と二人で朝早く到着。鶴村課長は知事に同行し、昨日の会議の内容を伝え、また、会場から伝わる情報を刻々と知事に伝える役割もこなした。 ジュワラ・スタジアムに早めにやってきた目的の一つは、リー・チョンウェイと会うためでもあった。今でこそ世界チャンピオンであり、マレーシアのスーパースターだが、私にとってはまだ無名時代から知ってる選手であり、久しぶりの再会となった。
練習後、BAM本部前で撮影した。
 モスクから帰ってきたら、ビクターの新作ウエアーの撮影会が選手を使って始まっていた。
2月26日は金曜日だ。イスラムの金曜集団礼拝がある日だ。半数の人はモスクに行き、また、職場に戻る、そのために礼拝ラッシュが起こる。BAM役員の集合時間、知事の乗った車の到着時間が心配である。それについては昨日の打合せでも話題になっていたが、その後の知事の予定もあるので、予定は変更しなかった。私はアマハド総務部長に同行してBAM近くのモスクの集団礼拝に参加した。
 こうしてBAM首脳陣と一緒にモスクにいけるのも、友好関係に結びつくものだ。
 役員の到着が遅い。予定時間の前に次々と到着する状況である。この時点でトップであるチンチャイ幹事長が到着してなかった。心配したが、とにかく3時ジャストに全員そろった。知事一行の車もラッシュに巻き込まれながらも3時ジャストに到着。

ナショナルチームのモルテン・フロスト氏とマレーシアの選手が登場。

チンチャイ幹事長が、この女子選手を紹介するときに「マレーシアの山口茜」と紹介して、笑いを取った。
実はこの女子選手は、Goh Jin Wei,という世界ジュニアチャンピオンとなったマレーシアの期待の星なのである。
チンチャイ幹事長(BAM)と中村時広愛媛県知事の挨拶ののち、中村知事の愛媛のプレゼンテーションのスナップ。

なお、チンチャイ幹事長と中村知事のあいさつは字幕付きの動画で紹介させてもらいます。
プレゼント交換では愛媛は知事から姫てまり
県議会 本宮議長から今治タオルを イズワン氏(クランタン州ヘッドコーチ)、ナハルディンBAM副会長、モルテン・フロスト氏
 クランタン州と愛媛の記念撮影も行った
日本のテレビ局の取材に応える中村時広愛媛県知事 マレーシアのテレビ局の取材に応えるチンチャイ幹事長
ン・チンチャイ幹事長、中村時広愛媛県知事にナショナルチームの練習の説明をする

中村知事の服装は wan・huzairilデザイン
ナハルディンBAM副会長、愛媛県バドミントン協会浜中彰、フザイリル氏、ン・チンチャイBAM幹事長。
マレーシアの全国版Kosmo誌、イエローの塗りつぶし部分にBAMー愛媛の相互協力に関する記事が掲載されていた。
ただしタイトルは「2016トマス杯ではマレーシアへの期待はよりもてる」というもので、チンチャイ幹事長のインタビューが元になっているのだが、前半を現在のマレーシアチームの戦力分析を述べ、後半で愛媛との協力関係を述べている。

しかし、実際のチンチャイ幹事長が語ったのは、愛媛とマレーシアの関係を時間を追って説明し、協力関係を歓迎しているとのべ、具体的にはジュニアチームの派遣、また、2017年1月のBAM施設拡張完了後の受け入れについて、多く語っていた。その後、質問はマレーシアの期待の選手に移っていったものだ。


国民にとっては自国の戦力が一番の関心事であるため、見出しとしても書かれ、記事の前半部分を占めているのも納得いく。

現地のテレビで、愛媛県の中村時広知事のマレーシアバドミントン協会訪問のニュースが流れ、イズワン氏のインタビューもテレビに流れたそうだ。

テレビのサブタイトルには、「BAM−愛媛県、相互協力で」

  
愛媛県バドミントン協会ホームページのバナー:
緑とオレンジは愛媛みかんのイメージカラーです。貴方のHPに貼り付けてください。

Copyright (C) 1997-2002 Ehime Badminton Association. All Rights Reserved.